山手線内側の一・七倍の広さで日本最大級のコンビナートの建設計画であったが、当初計画の一〇七平方キロメートルのうち契約できたのはわずか八・二平方キロメートルという惨惜たる結果で、苫小牧東部開発も平成一〇年に四〇〇〇億円の負債を抱えて倒産した。さらに、北東公庫が出資と融資をした青森県のむつ小川原地域のビッグプロジェクトが行きづまった。むつ小川原地域の開発は新全総計画に基づいたもので、計画は東京二三区の四分の一にあたる一五〇平方キロメートルの土地に石油化学を中心にした超大型コンビナートを建設し出荷額五兆円にするというビッグプロジェクトだった。結局、参画する企業が少なく破産したが、その不良債権を抱えたまま政府の特殊法人の整理合理化で、東北公庫は、平成一一年に日本開発銀行に救済合併され、日本政策投資銀行となった。旧北東公庫の抱える不良債権は開示されていないが一兆円を超えていて、いまも金利分が増え続けていると推測する。いずれはその不良債権を国民が負担することになるだろう。
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