港区や渋谷区など勝ち組エリアにある不動産なら、なにを買っても安心かといえば、実はそれほど単純ではない。とくにパワーエリート層は、仮に街や立地環境がよくても、個別の物件の共用部分や居住空間に気に入らないところがあれば、自分では住まない。少なくとも本宅にはしない。では、彼らが高いコストを払っても住みたくなる物件の条件とは何か。まず、もっとも重視することは、住戸内で好きなときに好きな行動ができるということだ。
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これは時間を買うという意味にも通じる話だが、家族がいても、順番にお風呂を使わなければいけないようでは、彼らはけっして満足しない。そのためには、洗面ボウルも戸内に複数欲しい。バスルームも自分のベッドルームの横に専用に欲しいところだ。だから、家族で使うバスルームはもうひとつ別に必要だ。超がつくような高級物件になると、メイドルームも不可欠だが、それは例外としても、広さも十分以上に必要だ。さしずめ高級な質感を演出したいなら、その居住面積は、日本人の家族向けタイプで、少なくとも100平方メートルは必要。これが欧米系白人のパワーエリート家族向けのタイプなら、180平方メートル前後の居住面積は欲しいところだ。あとはなぜか天井高が高い物件も好まれる。空間的な余裕がないと、リラックスできない。逆にいえば、「庶民臭い」マンションでは絶対にないということだ。