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子どもの居場所について

2011.11.18

子どもは成長過程で自我に目ざめ、自我を確立していきます。親はどういったプロセスをとおして育っていくか、ある程度知るべきだと思います。それには、子ども部屋をただあたえるだけでいいのでしょうか?家が狭いために、お父さんは居間兼寝室できゅうくつに暮らしているのに、子ども部屋だけはりっぱに確保されているのです。自立心を確立させるために、個室は効果的かもしれませんが、それ以上にたいせつなことは家族のきずなである、という家づくりが基本にないと、子どもを個室に孤立させてしまう可能性があります。

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親子間対話の少ない家庭は、居間(形のうえではなぐ、機能している空間)がない家が多い、と分析している人もいます。家のなかでいちばん快適な空間は、家族の団らんの部屋であるべきです。近ごろの子どもたちはちっとも手伝いをしない、という声をよく闘きますが、それは家の間取りが手伝いをさせにくくしているのではないかと思います。1階のキッチンで作業をしている母親が、2階にある子ども部屋まで出かけていって、用事をたのむというめんどうを考えると、つい自分でしたほうが早い、ということになります。私たちが子どものころは、夕げどきにはどの家からも、兄弟げんかのにぎやかな声が聞こえたものです。上の子は庭掃除をいいつけられ、下の子は大きななべをもって豆腐屋さんまで使い走り、といった光景がふつうでした。全員が家事を分担しなければ、夕ごはんにはありつけませんでした。